イラン大統領、戦闘終結に「条件」提示 「再攻撃ない国際的保証を」
(VOVWORLD) -米イスラエル両国と交戦するイランのペゼシュキアン大統領は11日、戦闘終結には、アメリカなどが将来的に再びイランを攻撃しないことを国際的に保証する必要があるとの考えを示しました。
トランプ米大統領が、近く軍事作戦が終了するとの見通しを示す中、イラン側の「条件」を示した形です。
紛争は11日で発生から12日目に入ったが、イランは徹底抗戦の構えを崩していません。
ペゼシュキアン氏はX(ツイッター)への投稿で、「戦争を終結させる唯一の道」として、「イランの正当な権利を認め、賠償金を支払い、将来の侵略に対する国際的な保証を確立することだ」と言及しました。
ロイター通信は11日、イランがホルムズ海峡で十数個の機雷を敷設したと報じました。原油輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上封鎖されていますが、長期化させる姿勢を見せることで米イスラエル側に圧力をかける狙いがあるとみられます。
ホルムズ海峡では、イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊が11日、リベリア船籍の船舶とタイの貨物船の2隻を攻撃したと発表しました。タイ外務省によりますと、タイ国籍の乗組員20人が救助されたが、3人が行方不明になっています。ロイターによりますと、2月末に米イスラエル両国とイランの交戦が始まって以降、海峡付近で攻撃を受けた船舶は少なくとも14隻に上るといいます。
海峡の航行について、革命防衛隊は石油タンカーや米イスラエルが関連する船舶については「すべて正当な標的と見なされる」と警告しています。
米イスラエルによるイランへの攻撃は11日も続きました。イスラエル軍は同日、戦闘機数十機がイランの首都テヘランなどで「大規模攻撃を実施した」と発表しました。イランの情報省の司令センターや、弾道ミサイルの保管・製造施設を攻撃したとしています。米中央軍も同日までに、60隻以上の船舶を含む、イラン国内の5500以上の目標を攻撃したとしています。
戦闘はイスラエルの隣国レバノンでも続きました。イスラエル軍は11日、レバノンの首都ベイルートでイランの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を攻撃したと発表しました。ロイターによりますと、中心部のアパートにイスラエル軍の攻撃が直撃したとしています。ヒズボラとの交戦が始まった2日以降、レバノンでは634人が死亡し、80万人が避難民となりました。(mainichi.jp)